ヨガを始めたきっかけは、女優時代にマネージャーから「3キロ痩せなさい」と言われたことでした。
当時の私は、オーディションや撮影の日々に追われ、常に誰かと比べられる世界に生きていました。
「勝たなければ」という緊張の中で、心と身体のバランスを崩していたことに気づかずにいました。

呼吸を整え、身体を動かすうちに、少しずつ自分を取り戻せたことで、
この体験がヨガインストラクターを目指す大きなきっかけになりました。

その後、ハワイでヨガを学んでいた時にSUPヨガに出会い、
自然との一体感に強く惹かれました。
同時に、インストラクター育成講師としてのプレッシャーや責任と向き合う中で、
自分の心を整えるために始めたのがジャーナリング（書く習慣）でした。
それは心を整理し、思考をクリアにしてくれる大きな支えになりました。

そして、父が癌のステージ4で転移したことをきっかけに、
「医者ではない自分に何ができるのか」を深く考えるようになりました。
行き着いたのは、医療従事者の方々の心と身体を整えるサポート。
心身が整うことで、集中力・判断力・体力・技術の質が高まり、
それが結果的に患者さんや家族を支える力になると確信しました。

そうして生まれたのが、「身体（ヨガ）」と「心（ジャーナリング）」を融合させた “ジャーナリングヨガ” です。

その後、コロナの影響で仕事がすべてゼロになり、
オンラインヨガへと形を変える中で、
「どこにいても心身を整え、つながりを感じられるヨガを届けたい」と思うようになりました。
非常事態宣言が解除されたタイミングで家を手放し、キャンピングカーで旅をスタート。
全国をまわりながら、自然の中や旅先の風景を背景にオンラインヨガを配信しています。
その土地の空気を感じながら、
「どんなヨガやSUPがみんなにとって続けたくなるものか」
「どうすれば心も身体も整い、日本中を元気にできるか」を考え続けています。

この【ジャーナリングヨガ】は、医療従事者だけでなく、
企業で働く人々や個人のセルフケアにも取り入れられるプログラム。
仕事とプライベートのバランスを整え、
生きる力と仕事の質を同時に高めることを目的としています。

今後は、企業・医療従事者向けの講座をさらに拡大し、
SUP・ヨガ・ジャーナリングを組み合わせたリトリートを通じて、
心と身体の循環を世界中に広げていきたいと考えています。